【ケア編①】平飼い鶏と寄生虫
こんにちは、落田です。
今回はりりちゃんと寄生虫の話をします。(虫の写真はありません)
外で飼育された鶏はワクモ・シラミ・ダニなどに侵されていることが多いです。
激しい痒みが眠りを妨げるため鶏にかなりのストレスとなります。
虫については種類が多いので省略します。(そのうち書きます)
また、平飼い鶏は高確率で寄生虫に侵されてさいます。回虫、条虫、線虫などです。
(条虫はミミズやアリなどの虫を中間宿主としますが)
感染の流れは、
寄生された鶏が卵を含んだ糞をする→他の砂浴びや土をつつく際に寄生虫の卵を経口摂取する→寄生された鶏がまた卵の含んだ糞を・・・というものです。
りりちゃんもその例にもれることはなく、2日目に盲腸便の中にものすごい量の回虫を認め、流石に驚きました。
回虫に対してはりりちゃんに薬を飲んでもらいました。そのため今のところ再会はしていません。
ただ寄生虫の卵が孵化してからまた駆虫をしなくてはならないため、ロングスパンでの対応です。
読んでくださりありがとうございました。
次回はバンブルフットの治療もしくはお尻洗いの話を書きます。
【当日編③】廃鶏を引き取った話
こんにちは。落田です。
餌をたくさん食べた後のりりちゃんについて書こうと思います。
りりちゃんの写真がまた出ます。
お風呂場でたらふくご飯を食べてもらったので、りりちゃんが消化に集中している間にお湯で洗います。
りりちゃんは3回洗われました。2回ダニ・ノミ・シラミ取りのシャンプーをし、トリートメント配合のシャンプー1回です。
次の日も駆虫シャンプー→トリートメント配合のシャンプーの流れを行いました。
注:本来鶏は砂浴びを行うのでお風呂に入る習性はありません。
お湯が濁らなくなるまで洗ったのですが、かなり時間がかかりました。1年半分の汚れは相当頑固でしたが、9割程度落とすことができました。
残りの汚れはお尻周りの羽の根本と毛穴にこびりついたものでした。皮膚が炎症をおこしていたので羽を根本から取り除いて毛穴を掃除して最後に殺菌消毒しました。
上記の痛みを伴うであろう処置に全く悲鳴を上げませんでした。昔の環境からか、何かをされてもじっと耐えるのが当たり前になっていたようです。
りりちゃんをドライヤーで乾かす時に、体の確認をしたところかなり痩せているのがわかりました。
↑痩せている腕
↑竜骨突起の周りにお肉が全然ついておらず、骨がほぼむきだしです。
↑趾瘤症(バンブルフット)が両脚に認められました。
↑鱗の間に土が入り込んで固まってしまい、黒ずんだ脚です。
鼻にも土が入り込んで固まっており黒ずんでいます(①)
デビークで斜めになった嘴(②)
お風呂の後りりちゃんはまた餌をたくさん食べ始め、結果として戻しました。
下を向いた時にそのう液ごと漏れました。
幸いそのう液は通常のそのう液の臭いだったので問題ないと判断しました。
結局その日はもりもりと食べて、その後熟睡しました。
趾瘤症のためか、使えたことがないからか、体力がなかったのか?
就寝用のとまり木をつくっていたのですが床で寝てしまいました。
当日編はこれで終了です。
読んでくださりありがとうございました。
今後は回虫発見・バンブルフット治療・おしりを毎日洗う話を書いていきます。
また、ケージの作り方なども書いていこうと思います。
【当日編②】廃鶏を引き取った話
こんにちは。落田都子です。
隙間時間で書いているため、記事が細々しますがご容赦ください。
鼻がもげるトラブルの後、まず餌を食べてもらうことにしました。
・鶏の餌(バーディやExcel)
・セキセイインコの餌(カワ付き)
・セキセイインコの餌(カワムキ)
・鳩の餌
・野鳥の餌
・野鳥の餌(キジ用)
・オカメインコの餌
それぞれを一つの皿に盛り、様子をみます。
りりちゃんが最初に嘴をつけたのは・・・
水でした。
しばらく水を飲んでいました。
その後バーディを食べ始め、他のムキ餌などもつつき始めて一安心です。
お皿は大きいので2.5日分くらい入っているのですが、もりもり食べます。
とにかく食べます。
見たことない勢いで食べ続けるので「もしかして適量が分かっていないのでは?」と皿を下げました。
素嚢(そのう)はテニスボールぐらいの大きさになりパンパンです。満足な量の餌にありつけたことがなかったのかもしれません。
・鶏社会のカースト
鶏は序列が上のメンバーから餌を食べます。抜け駆けするとつつかれます。
りりちゃんのような序列の低い子は残りカスを啄んで生きていたのでしょう。食べられない日もあったかもしれません。
・バーディ
鶏の餌といえばバーディでしょうか。ザ・鶏の餌というにおいがします。正直あまり美味しくないのかも? うちの先住の烏骨鶏は選り好みします。
りりちゃんはバーディのカスも全部食べていました。とても頑張って生きてきたのでしょう。(ちなみに3日経って今は選り好みするようになりました。非常によろしいですね。)
【当日編①】廃鶏を引き取った話
こんにちは、落田です。今回はりりちゃんの写真が出ます。
引き取り時のりりちゃんは、大人しくて静かでした。ポリ手袋をして受け取り、ケージに入れるとすぐに座り込んで寝始めました。
後ほどわかりましたが、座り込んで寝るのは趾瘤症(バンブルフット)に罹患して立っているのが辛いからでした。
・臭い
この時のりりちゃんの臭いは「学校の鶏小屋」です。鶏小屋そのものの臭いです。結構パンチがあります。
ららちゃん(先住の烏骨鶏)は無臭なのでとても汚れていたとわかります。
・風呂場にて羽を切る
帰宅してからお風呂場に直行。ボロボロの羽をニッパーで切ります(髪の毛と同じなので痛みはありません)
室内飼いで既に烏骨鶏がおり、ダニ・ノミ・シラミのリスクを排除する必要・また衛生の確保をする必要がありました。
・鼻がもげる
私の話です。↑の作業中右鼻に激痛が走り、色々止まらなくなりました。マスクはとても大切です。
鼻の違和感はまだありますが、そのうち治るでしょう。
【前準備編】廃鶏を引き取った話
こんにちは。落田都子です。
この度、廃鶏を1羽引き取ったため、引取から現在までを書きます。
2021年のGWにTwitterで雌鶏の引き取り手の募集を見かけました。
以下のような流れで引取をさせていただきました。
5月2日 アポ (深夜の連絡にも関わらず、快く返事をいただきました)
5月3日 AM 連絡をもらう、受け入れ日の打診
5月3日 PM 受け入れ準備
5月4日 PM 出発・現地着→引き取り・直帰
5月3日の受け入れが決まってからの用意を記載します。
Twitterにメモとしてツリーを繋げていましたが、こちらにまとめます。
鶏引き取りのための用品
— みやこ (インコと鶏) (@OchidaMiyako) 2021年5月5日
・ドッグキャリー(&カバー) 中に入れるふわふわマット
・ららちゃんに作ったケージと同じセット
・ダニ取りシート
・ダニノミ用シャンプー トリートメント
・清潔なタオル(沢山)
・駆虫剤 軟膏
・ブラシ 綿棒 ピンセット ノンアルウェットシート ニッパー 爪切り ポリ手袋
大体はディスカウントストアとダイソーで揃います。
(駆虫剤と軟膏は引取後に急いで購入したので後日。)
次回は引き取り当日と、引き取ったニワトリの状況を記載していきます。