みやこのブログ

セキセイインコ・烏骨鶏・ボリスブラウンと暮らしています。

【翻訳記事】鶏が産む卵状の物質について(Lash egg, ラッシュエッグ)

こんにちは。2022年も終わろうとしていますね。

大掃除をする必要がありますが、それよりもこちらの記事を載せるほうが大切かと思ったので掲載します。

 

以下の記事に掲載していた、りりちゃん(~2022)が産んでいた卵?のようなものについて・・・

 

ochidamiyako.hatenablog.jp

 

一体なんなのか検討もつかずにいたのですが、調べていくと海外の家禽についてのWebサイトに記載がありました。

 

hellohomestead.com

 

最初は時間が取れなかったためTwitterのツリーで少しずつ続けようとしたのですが、ブログの方がちゃんと残って誰かが検索したときに引っかかってくれると思ったので下記にまとめます。

 

※記事の内容の意味は大きく変えていませんが、日本語と英語の違いの特性上通じやすいように意訳しているところがあります。

 

 

【ラッシュエッグとはなにか】

 

ラッシュエッグとは、生体組織・膿・卵黄のようなもののかたまりです。

一般的には細菌感染によって引き起こされます。

多くは細菌によって引き起こされる大腸菌性卵管炎によって引き起こります。 これは腹部の癒着を発生させ、輸卵管の中に卵材のようなものが溜まる原因となります。

大腸菌性卵管炎 - coliform salpingitis)

 

ラッシュエッグは輸卵管を通って排出されるため、卵のような形をしていますが、卵ではありません

 

ラッシュエッグを半分に切ってみると、生体組織などが層となって構成されていることがわかります。チーズのような見た目*でゆで卵のようであり、ゴムのような質感です。(*訳注:どのチーズを指しているのか不明)

 

大腸菌性卵管炎は採卵・食肉用鶏の中では一般的な死因となっていますが、必ず死に繋がるとは限りません。

産卵率が下がる・産卵をしなくなるかもしれませんが、感染を防ぐことができます。

 

 

大腸菌性卵管炎の原因

産卵をする際に、細菌が体内に入り込んでしまい引き起こされることが多いです。過密な飼育環境や、換気状態が悪い場合はそれがストレッサーになってこの病気を引き起こすことにも繋がります。

 

飼育環境が適切でないことを理由として伝染してしまうことが多いですが、接触伝染性の病気ではありません。

 

防ぎ方

・産卵場所と住処を清潔に保つ。産卵箱には木のくずなどをひくと手入れが楽になります。

・卵を取る手と糞の処理をする手を別にする(集卵と掃除を同時にする場合)

・鶏のストレスを減らしてあげる。走り回ってストレス発散できるように、健康的な餌をあげる。

 

 

治療はできるのか?

抗生物質で治療できます。

鶏の免疫力が強ければ、自然治癒することもあります。

 

感染していることはどうしたらわかるか

 

鶏を持ち上げて腹部を触る。健康な鶏であれば卵が輸卵管にあるのがわかります。

不健康な鶏の場合は腹部が膨張し、固くなっているか、水が溜まっています。

 

 

Reference:

Sarnacki, Aislinn. “What Is a Lash Egg?” Hello Homestead, Hello Homestead, 23 Apr. 2019, https://hellohomestead.com/what-is-a-lash-egg/?amp. 

(社)日本獣医学会 疾患名用語委員会. “トリの疾患 - 生殖器?” 獣医学会疾患名用語集, 獣医学会疾患名用語集, n. d, https://ttjsvs.org/?v=category&c1=4&c2=7. 

りりちゃんが産む卵材

卵を産むことができなくなったりりちゃんは卵の材料を産むようになりました。

 

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最初に生んだ卵材(卵材という言葉が正しいのかわかりませんが、便宜上)

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割ってみると何層にもなっています。

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腹水か白身かわかりませんが、このような卵材も産みました。

右の小さな卵は卵材が重なったもので、黄身はありません。

 

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薄皮のようなもの、分厚目の柔らかい殻、それがねじれたもの

 

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卵に見えるが、何層にも卵材が重なっただけのもの

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開いてみると、黄身はなく水が溢れました。

りりちゃんはお腹に水が溜まっているのでそれかもしれません。

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同じような卵材の塊がたくさんまだお腹の中で形成されていることが考えられます。

 

軟卵

りりちゃんが卵を産みましたが、すべて軟卵です。

日毎の様子を綴ります。

 

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うちに来て最初に生んだ軟卵


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うちに来て2つ目、軟卵

殻を作ろうとしたけど、作れない様子

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3つ目は産んですぐ破れたので撮れず。軟卵

 

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ここまで来るともうつまんだだけで破けます。

 

牡蠣殻他カルシウムを与えましたが好転することはありませんでした。

 

それからは卵を作るための材料を産むようになりました。

 

鶏のなにが良いのか

「えっ?ペットで鶏?!」

「鶏なんかをペットで飼って、なにが良いの?」

とよく聞いていただくことがあります。

 

万人に受ける点はあまりないですのですが、私が面白いと感じる点を書きます。

(オス)←とつけたのはららちゃん(中雛時代から人間といる烏骨鶏)の行動です。

(メス)←はりりちゃん(1.5年は群暮らしのボリスブラウン)の行動です。

 

・頭にスタビライズ機能がある

・ついてくる(オス)

・呼んでくれる(メス)

・人間を含めて群れだと考えている(オス)

・インコにメンチを切る

・臭くない

・羽がふわふわで気持ちいい

・枕元で見張りをする(オス)

・体の上に乗ってきて寝る(オス)

・くしゃみをすると絶叫する(オス)

・一日一回はスリッパにマウントを取る(オス)

・嫌いな餌は食べるフリをして食べない

・非常に簡単な芸を、私だけの前ではうまくやるのに第三者がいると失敗する

・脚の鱗に恐竜ぽさがある

・脚が意外に長い

・首が長い

・首が伸びたり縮んだりする

・ジャンプ力がある

・飛び蹴りをするときフォームがめちゃくちゃ(オス)

・尻餅をつく

・滑って転ぶ

・「アッハッハ」と笑うと「コッコッコ」と合わせてくる(オス)

・餌をあげると「ホッホッホ」と知らせてくれる(オス)

・抱っこするとすぐ寝る

・いびきをかく

・怒っていると思ったら求愛をしだす(オス)

・気づくと側で丸くなって寝ている(メス)

・お湯に入れると寝る

・ドライヤーに当たると気持ち良さそうにしている

・座り込むと最終的にミニ四駆みたいな形になる(メス)

・とさかがむにむにしている

・足の裏がやわらかい

 

思いついただけでこのくらいありました。

りりちゃんが卵を産みました

こんにちは。落田都子です。

りりちゃんが卵を産みました。

 

2021年5月4日にやってきた廃鶏のりりちゃんが、ここまで回復したのだと思うと非常に驚きです。

 

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1つ目の卵は2021年5月29日に産みました。

 

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2つめは翌日の5月30日に産んでいました。

 

3つ目は今日5月31日に産みましたが、写真を撮る前に食卵が出てしまい取れませんでした。(ニワトリは自分の卵を食べる個体もいます)

 

どれも軟卵といい、殻が形成不全なので柔らかいです。

 

1日目はまだ良い方の軟卵で、2日目はより危険でした。

表面がざらついており連日の産卵で栄養不足だったのが一眼でわかります。

 

 

産卵した雌鳥は特徴的な鳴き方をすることもあるのですが(俗にエッグソング)、そんなこともなく静かに産んでいました。

 

おそらくそれをやると仲間につつかれるか、産卵がバレて他の鶏に卵を食べられてしまうと学習しているのだと思います。

 

そのためりりちゃんは非常におとなしいです。

 

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抱っこしてるとあたたかいです。

 

鳥の羽は、尾脂腺から分泌される油でコーティングされておりしっとりとしています。

それに加えてふわふわもしているので、気づくと触っています。

 

とさかも肉厚になり、色も良くなりました。

ふんの様子も、全部粉末にするようにしてからだんだんとよくなってきました。

 

少しずつ回復しているようでよかったです。

 

速報だったので予告していた記事はまた後日に書きます。(いつもすみません)

りりちゃんの餌について

こんにちは。落田です。

 

りりちゃんのお腹の具合について書きます。

 

写真を載せるのが難しいくらいには悪いです。

 

 

ららちゃん(先住烏骨鶏・室内飼い)に比べると

・水っぽい

・あまり消化できていない です。

 

原因として

1.りりちゃんの体内にはまだ悪さをしている寄生虫がいる

2.ひよこから鶏になる際、腸が充分に発達しなかった

のではないかと考えています。

 

 

・ニワトリ用の配合飼料

細かく砕かれていますが、食べやすいつぶつぶのものは強い鶏がこぞって食べ尽くしてしまいます。

りりちゃんは弱い立場だったので残りかすをつついて生きていたと思われます。

 

・野菜クズを消化できない

小松菜などの野菜を食べますが、様子を見ると完全な消化まではたどり着いていません。

 

 

・今のりりちゃんの餌

りりちゃんのお腹の発達具合と現在の調子に合わせ、全てをミキサーにかけてふんわりした粉状の餌にして食べさせています。

内容はもみがら、米糠、野菜クズ、鶏の餌、などいろいろです。

水分が吸収されるので状態も少し改善されます。

 

 

 

思い立って餌の記事を書きましたが、次回こそは予告したどれかについて書きます。

 

【ケア編②】鶏のお尻を洗う

こんにちは。落田です。

 

※鶏の汚れたお尻の写真が出ます。

 

りりちゃんはうちに来てから毎日お尻を洗われています。

 

というのも、

①羽と汚泥の汚れが一度に落とせなかったから

②お腹の調子が悪い(?)からです。

 

①初日に3回洗ったのですが、皮膚への負担を考えて3回におさえただけでまだ臭いはありました。

汚泥の絡まった羽は切り取ってまた生えてくるのを待つことにし、根本にこびりついている汚れを日々洗うことにしました。

 

②りりちゃんはお腹の様子が悪い?のか落とし物はゆるめです。消化自体はできていますが水分が非常に多く、かたまっていません。

写真のように尿酸+他のいろいろが体についてしまい、清潔が保てません。

 

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皮膚に炎症が起きていたため、脚を洗う際についでにお尻を洗って尿酸やその他を取り除き、消毒を行いました。

 

結果としてひとまず皮膚の赤みは引いてきたので安心です。(写真は後日貼ります。)

 

産卵の関係で総排泄腔が広がっているせいなのか? 歩いているとき尻から結構垂れます。

先住烏骨鶏のららちゃん(男の子)はそういったことはありません。

 

りりちゃんはたまごを産みませんが、白身のようなものを排泄することがあります。産卵は母体に負担が大きいのでこのまま産まないでほしいです。

もし産んだ場合は餌の配合を見直して牡蠣殻やカルシワームの配合を増やしていく必要があります。

 

 

今日はこの辺で筆を置きます。

 

読んでくださりありがとうございました(^^)

 

次回は

・バンブルフットの治療か

・雄鶏と雌鳥の違いか、

・ららちゃんとりりちゃんの餌の好みの違い

をかきます。